この記事では、双子のオムツ代とミルク代がいくらかかったのか、当時のスケジュール帳を見て計算してみた結果と、オムツ代、ミルク代を安くおさえる方法について具体的に説明しています。
オムツ・ミルクは月齢によっても、メーカーによっても違うと思いますが、我が家の場合は生後1ヶ月から3ヶ月位までのオムツ代は1ヶ月約6,500円、ミルク代は約16,000円でした。
赤ちゃん1人でもお金がかかるのに、ましてや双子となるとさらにお金がかかるのではないかと不安になる気持ち、よく分かります。私も漠然と不安でした。
しかしミルク・オムツはいつか終わる出費です。これが永遠に続くわけではありません。
ミルクは1歳1ヶ月で卒業、オムツは3歳から夜間のみ、一番安いものをはかせているので、今は月々1,000円もかかっていませんよ!
一時的にお金がかかると割り切って、貯金できない期間があっても大丈夫です。
双子育児を経験した今だからこそ分かる、オムツ・ミルク代を安くおさえる方法についても書きましたので、ぜひご覧ください。
双子のオムツ代はいくらかかるのか
双子のオムツ代がいくらかかったのかを調べるには、使っていたオムツの値段と、1日のおむつ替え回数が分かれば計算できます。
オムツのサイズは新生児用、S、M、Lに分かれており、サイズが大きくなるにつれて1袋に入っている枚数が減ります。例えばパンパースの場合、新生児用は1袋にオムツが90枚入っているのに対して、Sサイズになると1袋に82枚となり、8枚減ります。ただ、成長するとオムツ替えの回数も減ってくるので、一概に損しているわけではありません。
我が家では新生児~生後8ヶ月まではパンパースを、生後8ヶ月~2歳まではメリーズを使っていました。ドラッグストアでの値段は、パンパースは1,078円、メリーズは1,361円でした。
そして、我が家では新生児~生後5か月くらいまで、双子のお世話記録を書いていました。育児が大変で沢山の人の手を借りたので、どちらに何をしたかが誰が見ても分かるように工夫していました。
お世話記録を見てみると・・・
新生児の頃はなんとオムツを1人1日平均10回変えていることが分かりました。おそらく書き忘れを含めると、もっと多く取り替えていると思います。
新生児の頃はうんちの回数も多くて、1日8回出ることもありました。
生後1ヶ月になると、うんちの回数が1日2回に減ってきて、その分オムツを替える回数も減りました。さらに生後9ヶ月以降はオシッコもまとまってするようになり、起床後、うんちの後、お風呂あがりの3回で済むようになってきました。
ということで、月齢ごとのオムツ替え平均回数と1ヶ月の購入費用を出すと、表の通りになりました。
月齢 | 2人のオムツ替え回数 | 1ヶ月の費用 |
---|---|---|
新生児 | 1日20回 | 7,546円 |
1ヶ月~2ヶ月 | 1日16回 | 6,468円 |
3ヶ月~5ヶ月 | 1日10回 | 4,312円 |
6ヶ月~8ヶ月 | 1日8回 | 4,312円 |
9ヶ月~1歳 | 1日6回 | 4,083円 |
3ヶ月~5ヶ月と、6ヶ月~8ヶ月で値段が同じなのは、ちょうどオムツのサイズがS→Mに変わり、1袋に入っている枚数が減ったため、金額が同じになりました。
改めて金額を出してみると、自分でもビックリです・・・。新生児の頃なんて、1袋1週間も持たなかったことになりますからね。
ちなみに3歳になる今では、オムツは夜間のみです。はかない日もあります。今は月に1,000円もかかっていませんのでご安心ください。
おしりふきも忘れずに
オムツ代の他に忘れてはいけないのがおしりふきです。オムツを交換するたびにおしりふきが必要で、これで赤ちゃんのおしりを毎回ふいてから新しいオムツをはかせています。
このおしりふきも地味にお金がかかります・・・。
我が家ではAmazon定期便を利用しておしりふきの費用を押さえていました。
オムツ代を安く抑える方法4つ
ここではオムツ代を少しでも安く抑える方法を書きました。
無料サンプルをもらう
双子を出産する前に、オムツの無料サンプルをもらえるだけもらうことで、新生児の頃のオムツの出費を少しだけおさえることができます。
双子が産まれると育児で大変なので、産まれる前に余裕を持ってサンプルを取り寄せておくことをおすすめします!
妊婦さんでアカチャンホンポの店舗に行けるのであれば、サービスカウンターで会員登録&出産予定日を入力することで、特典としてオムツのサンプルをもらえます。
また、地方自治体によっては「はじめてばこ」というサービスを提供している所があります。生後6ヶ月~1歳以内(自治体によって違います)で住民票が該当地域にあれば、様々な企業からのプレゼントが詰まっている「はじめてばこ」をゲットすることができます。
引用:https://sun-tv.co.jp/hajimetebako
申込みはWebで簡単にできて、中身は自治体によって様々なようですが、オムツのサンプルが入っている確率は高いと思います!
「はじめてばこ お住まいの都道府県」で検索してみてくださいね。
あとは、Amazonプライム&Amazonファミリーに登録すると、出産準備お試しBoxをもらうことができます。下記条件を満たせば提供されます。
Amazonプライム&Amazonファミリーについては後ほど説明しますね。
Amazonプライム+Amazonファミリー
オムツはドラッグストア、スーパー、ドンキなど、さまざまな場所で売っていますが、安定して安く購入できるのはAmazonプライムに登録した後にAmazonファミリーにも登録し、定期便を利用した時です。
Amazonプライム会員でAmazonファミリーに登録すると、定期便を利用することでオムツを15%オフで購入できます。
ドラッグストアでメリーズの値段を確認したところ、Sサイズは1つ1,361円でした。
一方でAmazonでは4つで5,144円、これを定期便にすると15%オフで4,372円となり、1つ1,093円です。
ドラッグストアで購入するよりも268円安いですね♪
これがちりも積もれば膨大な額を節約できます。
Amazonプライムの会費は年会費4,900円ですが、映画やアニメが見放題、お急ぎ便無料など、さまざまなサービスを展開しており、特に子育て世帯にとっては十分元がとれるサービスです。私も妊娠をきっかけに会員になり、暇な妊娠期間にプライムビデオを見まくっていました。今では子どもたちがしまじろうを見ています。
会員限定のセールもあり、我が家の場合は半年で7,000円以上お得になっているようです。
また、既にプライム会員であるなら、Amazonファミリーは無料で登録できるので、ぜひ登録しましょう!
定期便を利用すれば、オムツを購入して運ぶ手間も省けるので、忙しい双子育児にはもってこいですね。私も定期便を利用していましたが、いつも玄関に届けてくれるので助かりました。
オムツ替えの回数を減らす
これは強引なやり方だと思われるかもしれませんが、私が言いたいのは、オシッコをしていないのにオムツを替えるのはもったいないということです。
我が家の場合初めての出産が双子だったので、育児に全く慣れておらず、赤ちゃんが泣いているとついついオムツを替えてしまいがちでした。
しかし、どれだけオムツを変えても泣き止みません。オシッコをしていないのにオムツを変えるのは無意味でした。
マミーポコパンツを採用する
マミーポコパンツというオムツは、サイズはMからの展開なのですが、一番安いです。
サイズがMになったところでマミーポコパンツを使うことで、その後のオムツ代を安くおさえることができます。
ただ、他のオムツより圧倒的に安いので、肌が荒れないか、漏れないか心配になる方もいらっしゃると思います。
うちの男女双子は2歳から使用開始し、漏れる事は無かったのですが、男の子が肌荒れをおこしました。マミーポコに変えた直後、おへその下あたりをかきむしるようになり、赤くなっていました。ちょうどオムツのギャザーがあたるところですね。
ということで、男の子だけメリーズに変えたのですが、メリーズがなくなって改めてマミーポコをはかせてみると、今度は大丈夫でした。成長したのもあるかもしれません。3歳になる今では夜間のみマミーポコをはかせていますが、問題なしです。
肌が敏感な子は購入する前にサンプルを試したらいいかもしれませんね。
パンパースは漏れやすい
我が家では最初、パンパースを使っていたのですが、生後8ヶ月頃になると、夜間にオシッコが漏れる様になってきました。さらに、うんちをすると漏れてしまうこともあり、どうしたらいいか分からない時期がありました。
オムツのサイズをMからLに変えてみましたがNGでした。結局パンパースから同じサイズのメリーズに変えることで漏れることがなくなりました。
パンパースが漏れるというのは他のママさんも経験があるようで、私の周りでも同じ体験をしている人が3人いました。産院ではパンパースを採用しており、その流れで自宅でもパンパースを使うのですが、成長すると漏れてしまうようです。
なので、個人的にはオムツはパンパースよりもメリーズの方がおすすめです。
双子のミルク代はいくらかかるのか
双子の場合、母乳が2人分も確保できず、ミルク育児になるケースはよく聞く話です。私の周りの双子ママさんも、5人中4人はミルク、1人は完全母乳でした。私自身は、生後5か月までは母乳も与えていましたがミルクがほとんどで、生後6ヶ月からは完全ミルクでした。
双子のミルク代は、ミルクを飲む量と1日にミルクを飲む回数、そしてミルクの値段が分かれば計算することができます。
まずミルクを飲む量は当然ながら月齢によって違います。先程の記録表を見ると、新生児の頃は多くて80ml、生後5か月になると160mlになっていました。
また、1日のミルクを飲む回数も月齢によって違います。こちらも記録表を確認すると、2人で1日に飲むミルクの合計量は、新生児では1,280ml、生後5か月では1,640mlでした。
そして我が家ではアイクレオというミルクを使用しており、これがAmazon定期便で4,577円でした。そして生後半年頃の注文履歴を見ると、3週間ごとに3つ頼んでいたのです。つまり、1ヶ月で18,308円ですね。
この頃は最もミルクを飲んでいて、Amazonだけでは足りなくて、ドラッグストアでも買っていたような・・・
ということで、双子のミルク代を計算すると以下の表のようになります。※100mlのミルクをつくるために13g必要として計算した所もあります。
月齢 | 1日のミルクの量 | 1ヶ月の費用 |
---|---|---|
新生児 | 1,280ml | 16,000円 |
1ヶ月~2ヶ月 | 1,380ml | 16,000円 |
3ヶ月~5か月 | 1,640ml | 18,000円 |
6ヶ月~8ヶ月 | 1,900ml | 20,000円 |
9ヶ月〜1歳1ヶ月 | 1,840ml | 20,000円 |
ミルク代を安く抑える方法5つ
双子のミルク代を1円でも安くするコツを紹介します。
桶屋式母乳相談室を利用する
ミルク代を押さえる一番の方法は、母乳育児をすることだと思います。母乳がよく出る場合はそれでいいのですが、あまり出ない場合は母乳相談室を利用して、母乳がでるようにしてもらうことができます。
桶屋式の母乳相談室は全国に約330ヶ所にあるそうで、桶谷式乳房マッサージでおっぱいの状態や赤ちゃんの様子を見て母乳育児をサポートしています。私も少しだけ通っていました。
費用は1回につき3,000円かかり、週に1回通っていました。そして、いつも次回の日程を決められてしまうので、こちらから思い切って断らない限り、卒乳するまでずっと通うことになります。
私の場合は、体調不良になったと母親に電話で断ってもらい、そこから通わなくなりました。
それでも、ミルク代と比較したら安くなること間違いなしな上に、母乳育児をすることができます。
詳細はコチラをご覧くださいね。
https://oppa.oketani.or.jp/
安いミルクにする
オムツと同様に、ミルクもメーカーによって値段が違います。一番高いアイクレオと一番安いはいはいを比較すると、861円も違います。
メーカー | 商品名 | 1,600gの値段(Amazon) |
---|---|---|
グリコ | アイクレオ | 4,577円 |
明治 | ほほえみ | 4,100円 |
森永 | はぐくみ | 3,820円 |
和光堂 | はいはい | 3,716円(1620g) |
我が家は高いミルク「アイクレオ」を使っていたこともあり、高くなってしまいました。
初めての育児なので、ついつい良いミルクの方がいいのかと思っていましたが、今振り返ってみると和光堂のミルクでも全然よかったと感じています。
1歳からのフォローアップミルクは和光堂を利用しました!
小児科にあるサンプルをもらう
双子がいつもお世話になっているかかりつけの小児科には、受付にミルクのサンプルが置いてあります。さらに里帰りで小児科を利用したときも、診察室にミルクのサンプルが置いてありました。
おそらく、ミルクのサンプルを置いている小児科は、決して少なくないのだと思います。
サンプルを取るのは結構勇気がいりますが、慣れると余裕です笑
小児科にミルクのサンプルがあれば、躊躇なくとりましょう!
ミルクを早く卒業する
ちょっと強引な方法だと思われるかもしれませんが、双子が1歳当時通っていた児童館のスタッフさんが、『1歳になったらミルクを卒業してもいい』とおっしゃっていました。
1歳になったらミルク卒業だねーと、むしろオススメな感じで言われましたよ!
実際、双子が1歳になると離乳食も進み、ミルクを飲むことの意義を感じなくなってきたので、1歳1ヶ月でミルクをあっさり卒業しました。
液体ミルクは多胎児支援あり
一般のミルクは粉でできており、作る時に70度のお湯で溶かして、30度くらいに温度を下げてからあたえますが、液体ミルクは哺乳瓶に入れ替えるだけですぐに赤ちゃんに与えることができるので便利です。
この液体ミルクは値段が高いのですが、2022年7月までは多胎児向けの支援があり、半額で手に入れることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
オムツ、ミルク代の合計額
双子のオムツとミルク代を合計してみると、こんな感じになりました。
月齢 | 1ヶ月の費用 |
---|---|
新生児 | 23,546円 |
1ヶ月~2ヶ月 | 22,468円 |
3ヶ月~5ヶ月 | 22,312円 |
6ヶ月~8ヶ月 | 24,312円 |
9ヶ月~1歳 | 24,083円 |
オムツ代は月齢が上がっていくと金額が下がるのに対して、ミルク代は月齢が上がっていくと金額が上がるので、トータルではほぼ同じ金額になりました。
1ヶ月に約2万5千円も出費が増えるのは、なかなか厳しいですよね・・・。
しかし、オムツもミルクもいつか必ず終わります。一時的な出費で、この期間は貯金ができなくても大丈夫だと割り切ることも大切です。
また、これは我が家のケースなので、必ずしもこの金額になるとは限りません。少しでも節約をする工夫ができれば、もっと安くなると思います。
まずはAmazonファミリーに登録するところからはじめてみましょう♪
最後までご覧いただきありがとうございました。