この記事では、双子の保活はどうだったのか、双子の場合、保育園に入りやすいのか、なぜ第一志望の保育園に入る事ができたのかを説明しています。
最近は待機児童の解消に力を入れている自治体もあるかと思いますが、とはいえ4月から無事に保育園に預けて働くことができるのか、不安ですよね。
ましてや双子となるとどうなるのか、気になるところです。
私が住んでいる地域は、いわゆる待機児童も多く、保育園激戦区として有名な都市部ですが、1歳児クラスで第一志望の保育園に入ることができました。
双子を保育園に入れたのは1歳児クラスからで、0歳の年の5月~6月に、双子を連れて保育園を7か所見学しました。
そして、書類には希望する保育園を13個も書いたのですが、第一志望の枠5に対して2人を入れることができたのです。
この記事を読んで、双子の保活の内容が分かり、参考になれば幸いです。
0歳双子を連れて保活!
保活を始めたのは、保育園入園の前年5月~6月でした。0歳双子を連れて、週に1回は保活に行っていました。
移動手段は双子用ベビーカーです。当時、平日はワンオペだったので、私1人で2人を連れて保活をしていました。
事前に保育園に電話した時に、双子であることを伝えていたので、スムーズに対応してくれる園がほとんどでしたが、中には『自分でベビーカーを片付けて、4階まで連れてきてください』とインターホンで言われ、困ったこともありました。
また、保活でよくある質問が、『オムツは園で捨ててくれますか?』というもの。
中には使用済みオムツをまとめて返す保育園もあるそうで、これはオムツの量が2倍の双子にとっては致命的です。
私が見学した保育園は、前述のインターホンで困った園を除いて、全ての保育園で捨ててくれるようになっていました。
また、都市部になると園庭がない保育園も認可保育園として存在します。
なので、駅近で園庭がある保育園は特に人気です。
私もまさに駅近で園庭がある保育園を第一志望にしました。
保育園の点数は優遇されるの?
認可保育園に入る為に必要なのが、『点数』です。
自治体が世帯の状況により点数をつけるのですが、点数が高いほど『保育の必要性』があると判断され、上位の志望する保育園に入れる可能性が上がります。
点数のつけ方は自治体により違いますが、例えば正社員なのか非正社員なのかでも点数が異なり、正社員の方が点数が高いです。
多胎児の優遇に関しては、自治体によって異なります。
東京都豊島区だと多胎児の場合1点の加点があります(2017年地点)
また、私が住んでいる所は双子に対しての点数はありませんでしたが、兄弟加点というのがあり、兄弟で同じ保育園が第一志望の場合は3点の加算がありました。
たった1点…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この1点は非常に大きいです。
『夫婦正社員共働き第一子』よりも1点高いということは、大半の人たちよりも点数が高いことになるからです。
希望する保育園の空きが1しかない場合
私が住んでいる自治体では、書いた保育園の空きが1しかない場合の選択肢も用意されていました。
2、通う保育園は同じがいいか、別々でもいいか
この2つの条件で場合分けされていました。
・時期は別々でもいいから2人とも同じ保育園に入れたい
・必ず同じ時期に同じ保育園に入れたい
2人が違う保育園に通うなんて、、、今考えると恐ろしいですね。2人を同じ保育園に登園させるのも大変なのに。
なぜ第一志望の保育園に入園できたのか
いよいよ保育園の申込、志望する保育園は10個程書きました。
そして、ドキドキしながら保育園の結果を待っていましたが、まさかの第一志望の保育園に受かっていました。これは自分でもビックリ!
駅近で園庭もある保育園でしたし、1歳児クラスの空きは5しかないことを事前に知っていたので、とても嬉しかったです。
そして、『双子の会』で出会った双子ママさんで、保育園を受けた人があと4人いるのですが、3人は第一志望の保育園に受かっており、1人は第二志望の保育園に受かっていることが分かりました。
つまり、我が家含めて双子5組中4組は第一志望の保育園に入っているのです。
双子の会では『保育園落ちたらどうしよう~』なんて話で盛り上がっていましたが、蓋を開けたらみんな上位の保育園に入園することができるという結果に。
このご時世になぜ第一志望の保育園に入れたのか、思い当たる理由は下記3つです。
夫婦共働きで正社員
親の働く形態で最も点数が高いのは「夫婦共働きで正社員」になります。もしどちらかがパートや派遣社員で1日の所定労働時間が8時間未満、週5出勤でない場合、正社員よりも点数が低くなってしまう自治体がほとんどだと思います。
ここで点数が低いと、残念ながら双子による加点ではカバーできず、「夫婦共働き正社員で第一子」よりも低い点数になってしまうのです。
逆に夫婦共働きで正社員であれば、双子の保活はかなり有利に進められます。私の他に第一志望の保育園に入れた双子3組も、みんな夫婦共働きで正社員でした。
双子による兄弟点
大体の自治体で、兄弟であると加点があると思いますが、うちの場合は前述したとおり、同一保育園を希望する子が2人以上いる場合、3点の加点がありました。
上の子が保育園に通っていて、下の子も同じ園を希望する場合も同様に、3点加点されます。
つまり、双子による特別な加点はありませんが、兄弟点として3点加点されたのです。
3点は大きい!
これは、第一子を0歳児から認可外の保育園に預けて、1歳児から認可保育園に入れたい人の点数よりも勝るのです。
実際、入園が決まった保育園の同じクラスの子は、全員同じ保育園に通う『上の子』がいました。つまり共働き第一子は誰もいなかったのです。
所得の低さ
私が住んでいる自治体では、保育園入園の為の点数が同じ場合は、世帯の所得が低い方が優遇されました。
夫婦共働きで正社員のくせに、所得の低さには定評があります・・・
ですが、他と比べて所得が低い要因がひとつありました。
まず、保育園の点数がうちと同点になるのは、夫婦正社員共働きで、兄弟がいる家庭です。
兄弟がいるということは、上の子がいるのです。
例えば上の子を産んだ年齢が30歳で、4年後に第二子を産んだとすると、第二子を保育園に入れる時35歳になります。
同じく30歳で双子を産んで保育園に入る場合と比較すると、親の年齢が4歳程違うのです。
単純に考えて、年齢が上がっていくほど給料も上がります。
しかも、ママの年齢よりもパパの年齢の方が上である可能性は高いです。
(うちは同学年です)
それに、30歳半ばは役職が付き始めて給料が飛躍的に伸びる年頃なのではないでしょうか。
親の年齢的にも、周りと比べて所得が低かった
という負け惜しみの結論を出しました。
しかし、事実、同じクラスのママさんたちは心なしか私よりも年上に見えます…。
上の子が小学生だったりしますからね。
まずは役所で点数を確認しよう
以上、双子の保活についてでした。夫婦共働きで正社員であれば、双子の保活は有利に進められるのではないかと思います。
私は保活を始める前に自治体に相談に行きましたが、自治体の人には「保活は厳しい」と言われ、漠然と不安になったのを覚えています。しかし、ふたをあけてみると第一志望の保育園に通うことができました。
自治体の人の言う事を鵜呑みにせず、点数を確認して、自分たちよりも上にくる人はどれだけいるのかを考えてみることから始めたらいかがでしょうか。
自治体によっても違いますが、参考にして頂ければと思います。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
\保活の次は入園準備!/